豆皿と過ごした、賑やかな2日間をレポート
こんにちは。御縁座編集部スタッフです!
先日、7月4日(土)・5日(日)の2日間、浅草・合羽橋の「うつわ&工芸 晴居堂」にて、企画展「かわいい、つかえる。豆ざら、こざら。」を開催いたしました。

当日は「下町七夕まつり」の賑わいとあいまって、街全体が高揚感に包まれていました。
お祭りの散策中にふらりと立ち寄ってくださった方、豆皿の可愛らしさに注目してくださった方など、思いがけない素敵な「ご縁」が重なる2日間となりました。
この記事では、イベントの模様とともに、いま改めて注目を集めている「豆皿・小皿」の魅力と、暮らしに取り入れるためのヒントをたっぷりとお届けします。
「豆皿」と「小皿」はどう違う? 意外と知らない定義の話

今回のイベント中、お客様から「豆皿と小皿、どちらを買おうか迷うわ」というお声を多くいただきました。実は、明確な基準があるわけではありませんが、一般的には以下のように使い分けられています。
〇豆皿(3寸:約9cm以下)
主に醤油皿や薬味入れ、箸置きとして使われることが多いサイズです。
器というよりも「アクセサリー」に近い感覚で、食卓に一つ添えるだけでぐっと華やかになります。
〇小皿(3寸〜4寸:約9〜12cm) お漬物や、ちょっとした副菜、取り皿として活躍するサイズです。
豆皿よりも「料理をしっかり盛り付ける」機能性が高まります。
豆皿の最大の特徴は、その「小ささゆえの冒険」ができること。
大皿やどんぶりを買い替えるのは勇気がいりますが、豆皿なら自分だけの「好き」を自由に表現できます。
豆皿は、日本の食卓における「季節のしつらえ」を最も気軽に楽しめるアイテムなのです。
多彩な作り手のこだわりが、合羽橋に集結!
プレ展示を開始した7月1日から、店内の棚に少しずつ増えていく豆皿たち。一つひとつ手に取るたび、スタッフ一同「やっぱり豆皿って面白いね!」と、その小ささの中に詰まった作家さんの技術や遊び心に改めて感動しました。
今回ご参加いただいた、素晴らしい作り手の方々をご紹介します。
髙鶴裕太さん(庚申窯)

福岡県田川市にて活動。独特の釉薬が織りなす偶然の美しさは、唯一無二の存在感です。
富士山や猫の形の豆皿は、日本人・外国人観光客ともに、注目を集めていました。
須藤忠隆さん(東風舎)

茨城県笠間で作陶している東風舎さん。
写真のような繊細なタッチで描かれた猫の豆皿を出品してくださいました。
アートのようなうつわは飾っておきたくなるほどの美しさです。
猫好きさんが気に入ってくださり、複数枚買われた方もいらっしゃいました!
山本達長さん

島根県出雲で製作しています。織部特有の深い緑が美しく、形のバリエーションが豊富なのが魅力です。
ピアノやひょうたんの形のものは、食卓のアクセントにいいですね。
山本文雅さん(宝寿窯)

有田で作陶している宝寿窯さん。
溶岩のような力強い質感の赤は、食卓の主役級のアクセントになります。
落合崇秀さん

佐賀県唐津より。猫を中心にさまざまな絵付けの豆皿を出品。
ガチャで豆皿プレゼントを引き当てた猫好きさんが、猫のレリーフのうつわを嬉しそうに持ち帰っていたのが印象的でした。
加藤淳さん

岐阜県土岐市にて活動。動物や花をモチーフにした作品は、まるで絵本の挿絵のような優しいタッチです。
鈴木工友さん(中郷窯)

滋賀県信楽で活動している鈴木さん。
繊細な絵付けがと水彩画のような味のある色使いが特徴。2日目の午前中に完売するほどの人気でした。
平沢佳子さん

茨城県笠間で作陶している平沢さん。
ブルーやグレーの使いやすい器に加え、餃子を載せたユニークな作品は注目の的でした!
下町七夕まつりが開催中・屋台でも豆皿と工芸品を販売しました!

今回は、店内に加えて合羽橋本通りの屋台にも出店しました。
初めての試みとして実施した「工芸ガチャ」は、お子様やファミリー層に大好評!
お香や水引など、日本の伝統工芸を身近に感じるきっかけになったようで嬉しかったです。

また、屋台ならではの発見もありました。
お祭り目的のお客様には、豆皿に加えて、がま口や手ぬぐいといった「すぐ使える和小物」がとても人気でした。
出展場所によって求められるものや興味の持ち方が違うことを、私たちも改めて学ぶ貴重な機会となりました。
暮らしをワクワクさせる、豆皿の活用術

豆皿は、食卓の上で使う以外にも、実はライフスタイルに合わせて無限の楽しみ方があります。
1.「ワンプレート」のアクセントとして
大きなお皿の上に豆皿を並べて盛り付けると、まるでお店のような高級感が生まれます。
汁気のあるおかずを盛り付けると、味が混ざらないのがいいですよ。
また、ガラスなど異素材のものや柄物を使うことで、テーブルのアクセントになります。
2.「見せる収納」アイテムとして
アクセサリーや鍵、ヘアピンなど、散らかりがちな小物の置き場所に。
お気に入りの豆皿に載せるだけで、いつもの場所が洗練された空間に変わります。
雑貨屋さんのディスプレイなどをまねして使ってみましょう。
3.「おもてなし」の心遣いとして
お客様へのちょっとしたお茶請け(ナッツやチョコレート)を載せるのに最適。
小さな心遣いが、ゲストとの会話を弾ませてくれます。
また、平たい物なら、箸置きやカトラリーレストにもなりますよ。

「推し豆皿小選挙」を初開催しました!

今回のイベントのもう一つの目玉、「第1回 推し豆皿小選挙」。
「一番好きなのは?」「毎日使いたいのは?」「なんとなく気になるのは?」といったテーマで、皆様に熱い投票をいただきました。
ご来店くださった皆様が、真剣な表情で棚を眺め、お気に入りの一枚を選んでくださる姿が非常に印象的でした。
投票結果は以下の通りです。
■一番好き!部門(同率1位)
・「猫の神様」 須藤忠隆さん(東風舎)
・「餃子のお皿」 平沢佳子さん
・「裂器 赤」 山本文雅さん(宝寿窯)
なんとこちらは三つ巴!
物語性を感じさせる絵付け、思わず笑顔になる遊び心、存在感のある造形と質感、それぞれ異なる魅力を持つ作品が同数票を獲得しました。
■毎日使いたい!部門
・「魚のお皿」 落合崇秀さん
個性的な絵付けですが、料理を引き立てる使いやすさが、多くの方の心をつかみました。
■なんだか気になる… 部門
・「角小皿」 鈴木工友さん
見るたびに惹かれる不思議な魅力。釉薬の表情や手仕事ならではのゆらぎに、多くの方が足を止めていました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
皆様と一緒に楽しめる企画となり、スタッフ一同とてもうれしく思っています。
豆皿を通してうつわや工芸品との魅力を発信できました!

一時雨に降られる瞬間もありましたが、街全体が温かい雰囲気に包まれ、たくさんの出会いに恵まれた2日間でした。
豆皿は、小さくても食卓に彩りと季節感をもたらしてくれる「名脇役」です。
今回、皆様のもとへ旅立っていったうつわたちが、これからの食卓でどんな美味しい風景を作っていくのか……想像するだけで、とてもワクワクします。
「御縁座」を通じて、これからも「暮らしをワクワクさせるうつわ」の魅力をお伝えし続けます。
またどこかで、皆様とお会いできる御縁が生まれることを楽しみにしております。
本当に、楽しい時間をありがとうございました!
また、今回のイベントの開催場所である「晴居堂」さんについては、以下の記事を書いています。
合羽橋の路地裏にある店舗は、独特の品ぞろえです。
隠れ家のような空間でうつわ選びができますよ。
ワークショップも開催しているので、気になる方は予約してから伺うと安心です。

