愛知県瀬戸市は、日本六古窯の一つとして知られるやきものの街。
「せともの」は、やきもの全般の言葉として使われているように、さまざまな作風のやきものがあるのが魅力です。
街を歩けば、至るところにやきものの歴史と文化を感じることができます。
また、比較的リーズナブルで今のライフスタイルにあうモダンなうつわが多いのもこの産地ならでは。
この記事では、そんな瀬戸の魅力を満喫できる、うつわ好きさんのためのお散歩コースをご紹介します。
やきもの好きさん必見!愛知県瀬戸市を巡る、とっておきのお散歩コース
瀬戸蔵ミュージアム

やきものの歴史を深く知りたいなら、「瀬戸蔵ミュージアム」へ。
ここでは、瀬戸焼の歴史をたどりながら、本物の窯や当時の街並みを再現した展示を見ることができます。
一番の見どころは、原寸大で再現された窯元の建物。
明治から昭和初期にかけて使われていた「登り窯」の内部に入ると、当時の職人たちの熱気を感じられるようです。
また、瀬戸焼の製造工程を映像で学んだり、貴重な古陶磁器のコレクションを鑑賞したりすることもできます。
1階にはショップがあり、さまざまな窯元の作品が一堂に集結。
時間がない方やお土産選びにおすすめですよ。
瀬戸蔵ミュージアム
住所:愛知県瀬戸市蔵所町1番地の1 瀬戸蔵内2F・3F
営業時間:午前9時~午後5時(ただし、入館は午後4時30分まで)
休館日:1月1日~1月4日、12月28日~12月31日*月1回程度臨時休館あり
入館料:一般/520円 高校・大学生・65歳以上/310円
公式HP:https://www.setogura-museum.jp/
アクセス:名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅より徒歩5分
末広商店街・銀座通り商店街

ミュージアムの後は、地元の人々で賑わう「末広商店街」や「銀座通り商店街」へ足を延ばしましょう。
どこか懐かしいレトロな雰囲気の商店街は、ドラマなどの撮影でも使われているそう。
このエリアには、個性豊かなやきもの店が軒を連ねています。
普段使いのカジュアルな器から、作家さんのこだわりの一点ものまで、さまざまな器に出会うことができます。
店主さんとおしゃべりしながら、お気に入りの器を探す時間は、まさに至福のひとときです。
掘り出し物を見つけに、ぜひじっくりとお店を巡ってみてはいかがでしょう。
どちらの商店街も、喫茶店、八百屋、雑貨屋さんなど、生活用品を扱う地元密着のお店が充実。
ただ、最近では若い作り手さんによる焼き物のお店も増え、昔ながらの街並みとミックスしていい雰囲気を醸し出しています。
末広商店街
公式HP:https://suehirosyouten.jimdofree.com/
銀座通り商店街
公式HP:https://seto-ginza.com/
アクセス:ともに、名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅より徒歩5分
窯垣の小径(かまがきのこみち)

必ず訪れたいのが、瀬戸市中心部にある「窯垣の小径」。
かつて窯元が立ち並んでいたこの地域には、窯道具を再利用して作られたユニークな塀が今も残されています。
かつて薪を燃やす窯で使われていた、熱に強い「エンゴロ」と呼ばれる筒や、やきものを焼く際に器の底にくっつかないようにするための道具「ハマ」などが積み上げられた塀は、まさにアートのよう。
ここでしか出会えない光景の中、歴史と風情を感じながらゆっくりと散策を楽しみましょう。
路地裏にひっそりと佇むギャラリーやカフェを見つけるのも、この小径の魅力です。
小径沿いには、「窯垣の小径資料館」、明治後期の「本業焼」の窯元を改修した「窯垣の小径ギャラリー」などがあり、町の歴史や文化を知ることができます。
フォトスポットとしても人気なので、旅の記念になる1枚を撮影してみては。
窯垣の小径エリアの概要
住所:瀬戸市仲洞町
営業時間:11:00-15:00(資料館)、10:00-16:00(ギャラリー) ※ギャラリーは企画展開催時のみ開館
定休日:資料館:月曜日、火曜日、水曜日、年末年始
料金:無料
アクセス:名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅下車、徒歩20分
参考HP:https://aichinow.pref.aichi.jp/spots/detail/104/
おすすめのやきもの店
1.丸一国府商店

お城を模した木造4階建ての大規模な商店。
その品ぞろえはとても充実しており、日用品から飲食店用食器、陶芸作品まで幅広く販売しています。
品物のテイストもさまざまで、伝統的なものから斬新なアートのような物までそろっています。
ここ1店でお買い物が済んでしまうほどの充実ぶりです。
■公式HP:https://sites.google.com/site/maruichikokubu/home
2.ギャラリーもゆ

末広商店街の一角にある古民家を改装した「ギャラリーもゆ」。
陶芸家の野村晃子さんがプロデュースしています。
地元瀬戸市を中心に、愛知・岐阜で活動する若手作家の作品を多く扱っています。
伝統的な瀬戸焼の技法を守りながら、現代の暮らしに溶け込むような新しい感性の作品など、店内に並ぶ作品はどれも、作家さんの想いが詰まった一点ものばかり。
お皿やカップ、花器など、日常使いしやすいものが見つかりますよ。
店内では「いっちん絵付け体験」も開催。
簡単なコースと本格的なコースがあるので興味がある方はチャレンジしてみては。
■公式HP:https://gallerymoyu.com/
3.綱具屋SETORe(ツナグヤセトリ)

せと銀座通り商店街にあるカフェを併設した雑貨店。
明治45年の古民家を改装した店内には、食器のほかアクセサリーや生活雑貨などが並びます。
「ローカル・クリエーター」を応援しているため、瀬戸の作家さんやメーカーさんの食器を中心に、ここでしか買えないモノを扱っています。
また、作家さんと一緒に制作したオリジナル商品も販売。
商店街散策を楽しみつつ、カフェで休憩しながらうつわ選びをするのもいいですね。
■公式HP:https://setore.theshop.jp/about
立ち寄りたいカフェ
お散歩に疲れたら、カフェで一休み。瀬戸には、やきものにまつわる素敵なカフェがたくさんあります。
1.もやいや

「銀座通り商店街」にある、古民家リノベーション施設「Cafe&Guesthouseもやいや」。
やきもののまち瀬戸にふさわしい「ものづくり」をキーワードとした場所として、カフェの他瀬戸の作り手の焼き物も販売。
また、陶芸のワークショップも開催しています。

カフェではもちろん、瀬戸焼を使用。
モーニングから夜まで、地域の食材を使ったこだわりのメニューを堪能できます。
うつわ選びの参考に訪れるのもいいですね。
■公式HP:https://moyaiya.com/
2.ソボカイ食堂

「食事が楽しい」がコンセプトのマルミツポテリが運営する食堂です。
素材を最大限に生かすため、ハーブとスパイス使いにこだわった調理法方から生まれるメニューは、
美味しいだけでなく、見た目の美しさも魅力です。
また、自社製品を使った盛り付けで、さらにうつわの魅力にも引き込まれてしまいます。
凝ったデザインと実用性を兼ね備えた、マルミツポテリのうつわが人気なのも納得です。
■公式HP:https://www.marumitsu.jp/sobokai-shokudo/
焼き物体験
せっかく瀬戸に来たなら、自分だけのやきものを作ってみるのもおすすめです。
瀬戸市新世紀工芸館

「瀬戸市新世紀工芸館」では、初心者向けの陶芸体験教室を開催しています。
電動ろくろや手びねりを使って、世界に一つだけの器を作ることができます。
プロの作家さんに教えてもらえるので、初めての方でも安心して楽しめます。
自分で作った器は、旅の素敵な思い出になること間違いなしです。
瀬戸市新世紀工芸館
住所:愛知県瀬戸市南仲之切町81-2
営業時間:10:00~18:00(ただし、入館は17:30まで)
休館日:12月28日~1月4日、火曜日(祝日の場合は翌平日)
※年6回館内清掃・点検のため正午まで休館
入館料:無料
公式HP:https://www.seto-cul.jp/new-century/
せとものの街で旅をしながらお気に入りのうつわを見つけましょう
瀬戸は、やきものに触れ、歴史を感じ、そして美味しいものを味わうことができる、魅力あふれる街です。
ぜひ、あなただけのやきものとの出会いを求めて、瀬戸の街をゆっくりと散策してみてくださいね。

