渋谷ギャラリーさんぽ:民芸から作家物までお気に入りのうつわが見つかる散策コースを紹介
カルチャーの発信地・渋谷はうつわも充実:散策ついでにお気に入りを見つけよう
ファッションやカルチャーの中心地として知られる渋谷。
実はうつわを扱うショップやギャラリー、美術館などがとても充実しているエリアなのです!
今回は、トレンドの最先端を行く渋谷の喧騒から少し離れて、個性が光る専門店、歴史ある美術館、そして日常の道具がそろう民藝店までを巡る「うつわ散歩」を提案します。
いつもの食卓に変化をもたらす、運命の一枚を見つけに出かけてみませんか。
渋谷でうつわが見つかるおすすめスポットを紹介
渋谷でうつわを見つけるなら、渋谷駅周辺から奥渋谷・松濤方面、そして少し足を延ばして駒場東大前方面に足を延ばすのがおすすめです。
以下エリア別におすすめスポットを紹介しますね。
奥渋谷・松濤エリア:隠れ家的な専門店と美の殿堂を巡る
渋谷駅からBunkamura方面を抜けた先にある、落ち着いた雰囲気の「奥渋谷(奥渋)」や高級住宅街の松濤エリア。
静かな街並みの中に、うつわの専門店や美術館が点在しています。
少し入りにくい雰囲気もありますが、どこも見ごたえがあるので、うつわ好きならぜひ足を運んで欲しいです。
戸栗美術館(とぐりびじゅつかん)

実業家・戸栗亨氏が収集した東洋陶磁器のコレクションを中心に展示する美術館。
特に日本の伊万里焼や鍋島焼など、国内屈指の「肥前磁器」のコレクションが充実しています。
展示内容は年に4回ほど変わり、さまざまな切り口の企画展はどれも気になるテーマばかり。
ときどき、学芸員さんの解説などイベントもあります。
駅から少し離れており、落ち着いた雰囲気の中、貴重なやきものをゆったりと鑑賞できます。
また、近くには、渋谷区立松濤美術館があります。
たまにですが、大倉陶園やセーブル展などうつわに関する企画展も開催しています。
戸栗美術館(とぐりびじゅつかん)
住所:東京都渋谷区松濤1-11-3
営業時間:10:00~17:00(金・土曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
定休日:月曜・火曜、展示替期間中(祝日の場合は開館)
公式サイト:https://www.toguri-museum.or.jp/
器まるかく(うつわまるかく)

戸栗美術館より徒歩圏内。神泉駅近くにある、骨董から現代の日本の器までを幅広く扱うお店です。
店外では、ときどきお買い得の骨董を販売しており、小さな蚤の市のよう。
また、作家物のうつわも充実。作家さんの略歴文を読みながら、さまざまなテイストのうつわを鑑賞するのが楽しいです。
古い家具を使用したディスプレイも素敵で、美術館とセットで何度も訪れてしまいます。
器まるかく(うつわまるかく)
住所:東京都渋谷区神泉町20-4
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
公式サイト:https://marukaku.jp/
しぶや黒田陶苑(くろだとうえん)
渋谷駅から徒歩圏内にある、歴史ある陶磁器専門店。
北大路魯山人や現代の有名作家の作品など、美術品としての価値も高い「うつわ」が並びます。
落ち着いた雰囲気のギャラリーでは、年に約40回もの展示会を開催。
気軽にうつわを買うという雰囲気ではないですが、卓越した技術の作品は目の保養になります。
行く度に異なる作り手のうつわと出会える貴重な空間です。
銀座や京橋にも系列店があるので、あわせて行くのもいいですね。
しぶや黒田陶苑(くろだとうえん)
住所:東京都渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
営業時間:11:00~19:00
定休日:木曜日
公式サイト:https://www.kurodatoen.co.jp
駒場東大前エリア:民藝とカジュアルなうつわを楽しむ
京王井の頭線で渋谷からすぐの「駒場東大前」駅周辺は、アカデミックな雰囲気と、暮らしに根ざしたお店が混在するエリアです。
日本民藝館(にほんみんげいかん)

駒場東大前駅からほど近く、閑静な住宅街に突如現れる異空間。
思想家・柳宗悦が提唱した「民藝」(生活の中で使われてきた手仕事の品々)の美を紹介する美術館です。
陶磁器や家具、染織品など、「用の美」に優れた国内外の作品約17,000点を収蔵しています。
企画展が年に4、5回開催されており、何度行っても飽きない展示内容が魅力。
蔵のような建物も素晴らしく、靴を脱いで館内を巡りながら鑑賞するスタイルもなかなか貴重です。
ミュージアムショップでは、小鹿田焼など民芸のうつわや関連書籍を販売。
品ぞろえが充実しており、お土産にもいいですよ。
すぐ近くの駒場公園内には、日本近代文学館や旧前田家本邸などがあります。
時間があればあわせて行くのもいいですよ!

日本民藝館(にほんみんげいかん)
住所:東京都目黒区駒場4-3-33
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)、年末年始、陳列替え期間
公式サイト:https://www.mingeikan.or.jp/
べにや民藝店

駒場東大前の商店街にある、日本各地の優れた民芸品を扱う専門店。
陶磁器や染織など、さまざまなジャンルの品々に出会えます。
毎月、作家さんの個展や企画展を開催。
作家さんが在廊していることもあり、タイミングがあえば貴重なお話が伺えるかも。
私はスリップウェアやテーブルランナーなどの布製品を楽しみに訪れます。
日本民藝館より徒歩10分程度なので、セットで訪れるのがいいですね。
べにや民藝店
住所:東京都目黒区駒場1-33-8 コードンブリューII 2F
営業時間:11:00~19:00
休館日:水曜日
公式サイト:http://beniyamingeiten.com/
うつわparty(うつわパーティー)

駒場東大前駅近く、個人商店や住宅が並ぶエリアにある作家物のうつわを扱うお店です。
店内では、作家さんの個展や「酒器」などをテーマにした企画展を随時開催。
カジュアルで親しみやすい雰囲気で、個性的でありながら、ふだん使いしやすいうつわが並びます。
作家物のうつわが気になる、ちょっとユニークなうつわが欲しい、そんな方は行ってみてはいかがでしょう。
うつわparty(うつわパーティー)
住所:東京都目黒区駒場2-9-2
営業時間:12:00~18:00(展示会中は11:00~18:00、最終日17:00まで)
定休日:不定休(展示会中は無休の場合が多い)
公式サイト:https://www.utsuwa-party.com/
うつわとカフェLim.(リム)
うつわの販売とカフェが併設されたお店。
実際に購入前のうつわをカフェスペースで使ってみたいという方にもおすすめです。
居心地の良い空間で、ゆっくりとうつわ選びが楽しめますよ。
うつわとカフェLim.(リム)
住所:東京都世田谷区代沢4-18-18
※住所は駒場東大前駅近くですが世田谷区です
営業時間:火〜金・12:00~18:00/土日祝:10:00~18:00
定休日:月曜日、その他不定休あり
公式サイト:https://www.instagram.com/lim.komaba/
渋谷のギャラリー巡りを楽しむポイント
〇カフェやランチ
奥渋谷エリアなどは駅から離れており、渋谷と東大前をセットで行くならかなり歩きます。
そのため、散策の途中にカフェやレストランで休憩をとりましょう。
奥渋や駒場東大前エリアは、落ち着いた雰囲気の飲食店が多いです。
あらかじめ、どのお店に行くか決めておくのが安心です。
私は、日本民藝館の見学後「日本近代文学館」内のカフェ「喫茶室 BUNDAN」に立ち寄りました。
文豪にちなんだメニューが面白く、ブックカフェでもあるので本を読みながらくつろげましたよ。

〇事前チェック
美術館や専門店は、企画展の入れ替えや不定休、営業時間の変更がある場合があります。
訪れる前に公式ホームページ等で最新情報をチェックしておきましょう。
渋谷は五感でうつわを楽しめる街~見て、触って、お気に入りの1枚を見つけましょう
食卓を彩るうつわは、日々の暮らしを豊かにする大切な要素。
渋谷では、実用的で機能美を感じる「民藝」のうつわや作家物の個性的なうつわ、芸術品のような古伊万里や骨董など幅広いうつわに出会えます。
ぜひ、気になるスポットを訪れて、お気に入りのうつわ選びの参考にしてください。
また、今回紹介した場所は都心の穴場的なスポットでもあります。
渋谷の混雑を離れて、とっておきのひとときを過ごしてみませんか。

