浅草・かっぱ橋に咲く、日本の伝統工芸という名の花「晴居堂」

下町情緒が色濃く残る浅草の近く、多くの料理人と食通が足繁く通うかっぱ橋道具街。
その裏通りに、日本の伝統工芸の「今」を五感で感じられる特別な場所があります。
それが、ウェブマガジン『職人圖鑑』の編集チームが運営するギャラリー&ショップ「晴居堂(せいきょどう)」です。
2022年2月のオープン以来、この小さな空間は、日本各地の作り手と使い手を結びつけるだけでなく、国境を越えた人々との温かい交流を生み出す、かけがえのない「ご縁のハブ」としての役割を担っています。
始まりは、ひとりのフリーライターの熱い想いから

「晴居堂」の物語は、ひとりのフリーライターの熱い想いから始まりました。
長年にわたり、フリーライターとして全国の職人や作家を取材してきた代表の瀬戸口さんは、彼らが持つ卓越した技術と、そこから生み出される唯一無二の工芸品に触れるたびに、深く心を揺さぶられました。
そして、どんなに言葉を尽くしても、作品が持つ独特の風合いや、手に取ったときの温もり、重み、そしてその背後にある物語を完全に伝えることの難しさを感じていました。
このもどかしさが、「実際に手に取って、その素晴らしさを実感してほしい」という強い思いとなり、実店舗のオープンへと繋がったのです。
この想いは、単なるモノの販売にとどまりません。
ウェブマガジン『職人圖鑑』の根底にあるのは、「人」とのつながりを大切にするという哲学。
衰退しつつある伝統工芸に光を当て、職人たちの生き方や仕事に対する情熱を伝えることで、若い世代が「職人」という職業に興味を持つきっかけを作りたい。
そして、作品を通して作り手と使い手、人と人、人と文化を繋ぐ、温かいコミュニティを育みたい。
この深い思いこそが、この晴居堂の活動の原動力なのです。
ひとつひとつの作品に宿る「物語」を伝え、ものづくりで人をつなぐ

店内には、陶器、磁器、ガラス細工の食器から、ざるやかごといった生活用品、さらにはアクセサリーや服飾雑貨まで、多岐にわたる工芸品が並びます。
これらの作品はすべて、代表自らが全国の産地を訪れ、作り手から直接話を聞いて厳選した一点ものです。
土の温かみを感じる素朴な陶器、光を受けてきらめくガラス細工、竹のしなやかさが美しいかご。
一つひとつの作品には、職人の技術や情熱が凝縮されており、手に取るたびにその背景にある物語が語りかけてくるようです。

さらに、「晴居堂」は、単なるギャラリーではなく、体験の場でもあります。
不定期で開催される個展やワークショップは、作り手と使い手を直接結びつけ、新しい出会いを生み出しています。
特筆すべきは、近年、海外からの観光客に人気のワークショップです。
お香づくりや水引細工など、日本の伝統文化を体験できるプログラムは、言葉の壁を越えて多くの外国人を魅了しています。参加者たちは、日本の職人技術に触れ、自分で何かを作り上げる喜びを共有することで、国籍や文化を超えた繋がりを築いています。
かっぱ橋の賑わいから少し離れた裏通りにある小さなこの場所は、まさに人と人、人と文化を繋ぐ魅力的なハブスポットです。
日本の伝統工芸の素晴らしさを国内外に発信し、次世代へと継承していく。
そんな大きな夢が、この小さな空間から世界へと広がっています。
合羽橋の路地裏で日本の伝統工芸に出会いませんか

晴居堂は、ただ物を売るだけの店舗ではありません。
店内には、職人たちの想い、日本の伝統、そして人との温かい「ご縁」が詰まっています。
足を運ぶたびに、新しい発見があり、日本の文化の奥深さを再認識させてくれる場所です。
ぜひ、あなたの暮らしに彩りを添える、特別な一品との出会いを探しに、晴居堂を訪れてみてはいかがでしょうか。
遠方の方は、オンラインショップや職人圖鑑のコラムで伝統工芸のことを気軽に学ぶのもいいですよ。
日本の素晴らしい手仕事を合羽橋で再認識してみませんか。
晴居堂(せいきょどう)について
【店舗概要】
営業時間:11:00~18:00
定休日:HPのカレンダーをご覧下さい
住所:東京都台東区松が谷2-27-3-101
アクセス:
つくばエクスプレス「浅草」徒歩7分 / 東京メトロ銀座線「稲荷町」徒歩10分
公式HP:https://shokunin-zukan.jp/

