銀の輝きと星の煌めきを持つうつわ:うつわ工房千の森・加藤千恵子さんについて

今回は、群馬県に工房を構える陶芸家、加藤千恵子さんについて。

加藤さんの生み出す器は、繊細で奥深い技法「銀彩」と「蛍手(ほたるで)」を駆使し、静かな光を放ちます。
作品にちりばめられた銀の光や、光を透かす小さな穴は、まるで夜空の星や森に光るホタルを思わせ、見る人の心を惹きつけます。

この記事では、実際に加藤さんに、作品作りのこだわりなどについてお話を伺ったものをまとめました。
加藤さんのうつわが好きな方はもちろん、まだ使ったことがない方もぜひお読みください。

目次

作り手紹介:うつわ工房千の森・加藤千恵子さんのものづくりの魅力に迫る

繊細な手仕事が生み出す、唯一無二のアートのようなうつわ

千の森工房の作品の大きな魅力は、その独特な技法にあります。

代表的な技法の一つである「銀彩」は、器の表面に銀の釉薬を施し、焼き上げることで、いぶし銀のような深みのある光沢を生み出します。
見る角度や光の加減によって表情を変え、食卓に上品な華やかさを添えてくれます。

この技法は、加藤さんが初めて制作した作品が外国人観光客に喜ばれたことがきっかけで、制作を続けることを決意したそうです。

もう一つの特徴的な技法が「蛍手」(ほたるで)です。
これは、素焼きの器に小さな穴を開け、その上から釉薬をかけて焼き締めることで、光を透かす半透明の模様が浮かび上がります。この神秘的な模様は、まるでホタルが放つ淡い光のようにも見えます。

陶芸との出会いと独自の技法の確立

幼い頃からものづくりに強い興味を抱いていた加藤さん。
陶芸と出会ったのは、結婚後の福島での生活がきっかけでした。
市民講座でのワークショップで納得のいく作品が作れなかった悔しさから、独学で陶芸を学び始めます。

その後、異文化での学びも経て、益子の製陶所に就職。
そこで技術を磨きながら、「自分のデザインで作品を作りたい」という思いを強くし、独立を決意しました。

現在は、自然豊かな群馬県榛名湖の近くに工房を構え、日々の作陶に励んでいます。
この工房の周りの環境から得られるインスピレーションが、作品に大きな影響を与えているといいます。

うつわは「使われること」で完成~うつわを通じた人とのつながりも大切に

加藤さんは、作品が「使われること」で完成すると考えています。
制作において、手に取った人が喜んでくれることや、お客様からの意見や要望が新しいアイデアの源になることが、作家としての一番の喜びだそうです。

工房の名前「うつわ工房千の森」には、器を通じて人と人がつながり、温かい輪が広がっていくという想いが込められています。
シンプルでありながらも温かみを感じる作品は、使う人の生活に溶け込み、日常に特別な彩りをもたらしてくれます。

豊かな感性で生まれたうつわで日常に感動を

うつわ工房千の森・加藤千恵子さんの作品は、卓越した技術と豊かな感性から生まれています。
銀彩のきらめき、蛍手の幻想的な輝きは、日々の暮らしにささやかな感動を与えてくれます。

一見個性的ですが、手になじみ、和食から洋食まで何を盛り付けてもさまになるうつわは、暮らしを楽しくしてくれます。
加藤さんの作品は、土と向き合い、手作業で丁寧に作られた証であり、まさに「人と人をつなぐ」作品です。

皆さんもぜひ一度手に取ってください。
日々のシンプルなおかずが、いつもと違って見えますよ!

下の写真は、加藤さんのうつわを使った、お正月のテーブルコーディネート。
内側がシルバーなので、落ち着いた雰囲気の中にも華やかさがあります。
お正月だけでなく、クリスマスや父の日など、さまざまなシーンで活躍します。

引用画像:テーブルライフ

うつわ工房千の森・加藤千恵子さんについて
インスタグラム:https://www.instagram.com/utsuwa_kobo_sen_no_mori/
Facebook:https://www.facebook.com/thousandforestpottery

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