「銀座の金沢」訪問レポート:石川県の今の工芸とアートを都心で体感してきました!

こんにちは!
今回は、東京・銀座の数寄屋橋交差点近くにあるギャラリー「KOGEI Art Gallery 銀座の金沢」を紹介します。

金沢といえば、加賀百万石の時代から続く茶の湯や能楽といった文化が深く根付き、今なお多くの職人やアーティストを育んでいる「工芸のまち」。

このギャラリーでは、石川県金沢市の工芸とアートの魅力を発信する拠点として、若手作家を中心に、アートとしての工芸を紹介しています。

「銀座の金沢」は、以前は銀座一丁目駅近くの「ONE GINZA(旧キラリトギンザ)」内にありましたが、2024年に移転しギャラリーとしてリニューアルオープン。

毎月のように九谷焼などの魅力的な企画展示があり、うつわ好きとしてはずっと気になっていた場所です。

この記事では、実際に訪れて感じた「銀座の金沢」の魅力と楽しみ方を紹介します。
うつわや工芸に興味がある方はもちろん、金沢など石川県を旅してみたい、そんな方にもおすすめのスポットです。
とても便利な場所にあるので、気になる方はぜひ足を運んでみてください!

目次

銀座の金沢ってどんなところ?その見どころを紹介

銀座の金沢は、数寄屋橋交差点近く、泰明小学校のそばにあります。
オフィスや商業施設が軒を連ねる、西銀座通りの裏手のビルにひっそりとあり、中に入ると銀座にいることを忘れてしまいそうなほど静かな空間です。

ギャラリー内を紹介

1階:伝統と革新が共存する、モダンなアート空間

ギャラリーの扉を開けると、そこには外の喧騒を忘れさせるようなモダンな空間が広がっています。

1階の展示フロアでまず感じたのは、作品の多様性
「伝統工芸」という言葉からイメージする重厚な作品はもちろん、それと肩を並べるように、驚くほど前衛的でスタイリッシュな作品が並んでいます。
金沢には、九谷焼、金箔、輪島塗、山中漆器といったさまざまな伝統工芸がありますが、ここではそれらを土台にしつつ、現代の感性で新たな表現を切り拓く若手作家の作品が精力的に紹介されています。

白を基調としたミニマルな空間に、さまざまな素材で作られた独創的なフォルムのオブジェや反物などが調和する様子は、まさに「金沢の今」を象徴しているかのよう。
一つひとつの作品が持つ力強いエネルギーに、工芸の未来を感じることができました。

私が訪れた際は、工芸作家を育成する「金沢卯辰山工芸工房」の企画展の最中で、陶器のオブジェや動物のモチーフが隠れているユニークな柄の着物などが一堂に展示されていました。
展示内容は2ヶ月ごとに変わり、金沢工芸美術大学など若手の作品も展示されるようなので、展示替えのタイミングで再訪したいと思いました。

2階:日常使いできる生活工芸と企画展の高度な手仕事に出会う
階段を上がり2階へ進むと、「生活工芸」をテーマとした、より身近な工芸作品が並んでいます。
ここでは、多彩な作り手による企画展示が開催されているほか、金沢の文化を直接体験できるワークショップや、作家による実演が不定期に行われています。

私が訪れた際は、九谷焼の「九谷細描 赤絵の世界」の企画展を開催中。
白磁に映える細かすぎる絵付けはとても人間技とは思えません。
毎年人気のイベントだそうで、既に完売の商品も多数ありました。
また、ガラスのケース無しに、繊細な作品を直接鑑賞できるのが良かったです。

完成された作品を鑑賞するだけでなく、実演などで「手の動き」や「素材へのこだわり」などを間近に感じられるのは、このギャラリーならではの醍醐味ですね。

木田克之さんの猫のうつわ。ふだん使いしたら楽しそう!

さらに、季節に合わせたテーマ展示も見どころの一つ。
特に「お正月」を控えた時期などは、華やかな九谷焼の酒器や、洗練された塗りのお箸などが並び、見ているだけで暮らしが豊かになります。

木製の鏡餅など、毎年使いたくなるアイテムもたくさん!

工芸品を美術品やアートとしてではなく、自分の暮らしにどのように取り入れて楽しむか。
そんな視点で作品を選ぶ楽しさを感じることができますよ。

銀座の金沢
住所:東京都中央区銀座5-1-8銀座MSビル1・2階
営業時間:11:00~19:00
定休日: 年末年始(12/29~1/3)
公式サイト:https://www.ginzanokanazawa.jp/

銀座の金沢のギャラリー以外の楽しみ方

石川・金沢への「旅の入り口」として活用

「銀座の金沢」の魅力は、作品の展示・販売だけではありません。
ここは、石川県の工芸やアートに関する最新情報を入手できる情報拠点でもあります。

館内には、石川県内各地の観光に役立つパンフレットや、現地の美術館・イベント情報を伝えるポスターが並んでいます。
美しい作品を眺めて「いつか金沢に行ってみたい」と思ったら、その場で次の旅のプランを練り始めることができます。
そんな、石川県への旅のきっかけに活用できる場所でもあるのです。

東京駅前「八重洲いしかわテラス」との相乗効果

引用画像:公式HP

銀座でアートとしての石川を堪能した後は、少し足を伸ばして東京駅前にある石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」を訪れるのもおすすめ。

2024年にオープンしたこのショップでは、石川県自慢の「食」を中心に、地酒や菓子、海産物などの名産品が一通りそろっています。また、店内のカウンターでは日本酒やグルメを味わうことも可能。

ギャラリーで今の工芸作品に触れ、アンテナショップで食や伝統工芸を幅広く知る。
この2箇所を巡ることで、石川県が持つ魅力をより深掘りすることができますよ!

八重洲いしかわテラス
住所:東京都中央区八重洲2丁目1−8 八重洲Kビル1階
営業時間:10:30~20:00
定休日:年末年始
公式サイト:https://ishikawa-antenna.jp/

銀座・有楽町・日本橋――アンテナショップ巡りの醍醐味

さらに、銀座、有楽町、日本橋エリアは、日本全国のアンテナショップが集結する国内屈指のスポットです。

もし時間に余裕があるのなら、石川県だけでなく、他県のショップもぜひ巡ってみてください。
北海道から沖縄まで、各自治体が趣向を凝らした空間で、日本各地の名産や文化を発信しています。
ある意味、東京にいながらにして「日本一周」の気分を味わえる、このエリアならではの贅沢な時間の過ごし方です。

「銀座の金沢」で現代の工芸・アートを体感しませんか:石川県の魅力を深掘りでき、旅のきっかけに活用できます


「銀座の金沢」は、単に石川県の作家の作品を展示するにとどまらない魅力的なスポットでした。
伝統を守りながらも、常に新しいものを受け入れ、変化し続ける金沢のものづくりのプライドが、銀座の格調高さと見事にマッチしているように感じました。

自分へのご褒美に特別な一品を探すもよし、大切な方への季節の贈り物を探すもよし、あるいは次の旅のインスピレーションを得るもよし。
銀座を訪れた際には、ぜひこのギャラリーを訪れ、金沢の美しい手仕事の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

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