都心から電車で約30分、江戸の情緒が色濃く残る街、川越。
その歴史ある街並みから少し離れたところに、ずっとそこにあったかのようにたたずむ築130年以上の古民家があります。
この古民家は、子育て世代の心に深く寄り添い、温かな「ただいま」を提供し続けている複合施設、「結家(むすびや)」さんです。

子育て中の日々は、「あたたかな幸せに包まれる、人生の一つの季節」です。
しかし、同時に社会の流れとは切り離され、小さな命を抱えた孤独や不安が募ることもあります。
赤ちゃんが泣き出すたびに、「すみません」と頭を下げる—。
そんな罪悪感のようなものが、親の心を縛りつけてしまいがちです。
結家さんを立ち上げた大室愛さんの願いは、「ママの“すみませんが 0”の場所」をつくること。
そして、「親」という役割から一旦離れ、本来の「私」に戻れる時間と空間を提供することにあります。

「赤ちゃんが泣いても良い場所」であることはもちろん、「子育てが世の中の日常に普通に、当たり前に存在できる」場所。その強い信念が、この古民家を「みんなの家」へと変えました。
この記事では、「結家」さんが、川越という地でどのような存在なのか、4つの役割に焦点を当ててお伝えします。
川越のご近所の方、観光で行きたい方、地域コミュニティづくりに興味のある方は、ぜひお読みください。
「結家」さんの4つの役割で、子育て家族の日常を包み込む
結家さんが、訪れる人を深く安心させるのは、「一棟貸宿」「託児施設」「お結び&発酵カフェ」「サロン」という4つの温かい役割が、互いに連携して支え合っているからです。
この複合的な仕組みこそが、「子育てと社会が自然と交わり、共存する」という結家のテーマを体現しています。
1. 「もうひとつの家」になる一棟貸宿

宿のコンセプトである「もうひとつの家」は、古民家ならではの趣きと、圧倒的な安心感をもたらします。
明治中期から時を刻んできた空間は、アグレッシブな観光地としての非日常ではなく、日常の延長にある温かさを大切にしています。
最大の魅力は一棟貸しであること。
宿泊中、小さなお子様が多少騒いでも、夜中に泣き出しても、誰にも気を遣う必要はありません。
「まるでおばあちゃん家に来たように、家族でワイワイと」過ごせる、心からのリラックススペースです。

畳の部屋は、お子様たちの活発さも、親御さんのゴロゴロしたい気持ちも、丸ごと受け止めてくれます。
そして、ヒノキの香りが満ちる広々としたお風呂で、一日の疲れを洗い流す時間は、まさに至福です。
2. 「子育て中の心にゆとりと活力を」専門託児施設

結家さんが実現したのは、親御さんの「すぐそばにいる安心感」と「心身を休めるゆとりの時間」を両立する、新しい事業モデルです。
結家さんは「子どもを預けて自分の心を頭をクリアにする時間があってもいい」という、見落とされがちな願いを叶えます。そして、「託児に理由は要りません」と優しく語りかけます。
ほんの数時間、自分のことだけを大切にする時間を持つ。
そうして心をリフレッシュし、笑顔で育児に戻る大切なステップを、結家さんは提供しています。
託児スペースは、カフェやサロンと同じ建物内です。
親御さんは「すぐそばにいる」という安心感を持ちながら、穏やかな気持ちでリフレッシュできます。
お子様の様子が気になる際も、すぐに確認できる距離にあることが大きなメリットです。
この安心感を基盤に、結家さんでは二つの利用パターンを提供しています。
① 店内に滞在するパターン:カフェやサロンでリラックス。託児スタッフがお子様をすぐそばで見守ります。
② 預けて外出するパターン:親御さんがご自身の用事やリフレッシュのために外出される際、お子様をお預けすることも可能です。
この託児サービスは川越市の認可を受けた認可外保育施設として運営されており、法律に基づいた安全基準を満たしているため、安心してご利用いただけます。
画期的な利便性と利用の自由
結家さんの託児サービスは、従来の保育施設にはない画期的な利用条件を設定しています。
働く/働かないに関わらず利用可能:一般的な認可施設のように「就労」を前提としません。
働いていなくても、リフレッシュ目的など誰でもお子様をお預けいただけます。
「手ぶらでOK」の利便性:荷物が多い親御さんの負担を減らすため、必要なものを極力施設側でご用意。
手ぶらで気軽に来られる体制を整えています。
この「すぐそばの安心感」「認可施設としての信頼性」、そして「利用条件の自由さ」を兼ね備えた結家さんの活動は、子育て中の親御さんの心にゆとりと活力を回復させ、日々の生活をより豊かにする新しいサービスです。
3. 地域と「結ぶ」お結び&発酵カフェ

結家さんのお結び&発酵カフェは、この場所のルーツであるお米屋さんとしての歴史を受け継ぎ、「お米を味わってほしい」という強い思いから生まれました。
メニューは、身体を優しく整える発酵食にこだわり、麹と発酵をふんだんに取り入れた「まごわやさしい」が摂れる、安心・安全な自然食を提供しています。すべて、お子様も一緒に美味しく召し上がれるメニューです。
ママの強い味方「おむすびプレート」
看板メニューは、子育て中のママの強い味方、ワンハンドで食べられるおむすびプレートです。食事は、野菜をたっぷり摂れる日替わり惣菜と、出汁からこだわった具沢山のお味噌汁を一緒にお楽しみいただけます。もちろん、お子様プレートもご用意しています。食後のデザートには、天然酵母の焼き菓子や、心尽くしの手作りおはぎも人気です。
このカフェの温かい運営を支えているのは、結家の思いに共感した地元のママさんスタッフの方々です。地域の方々の協力によって、和総菜やおはぎなどの心尽くしの料理が生まれ、「子育てを通じて繋がる新たな世界」が形になっています。
託児を利用して友人とゆっくりランチをするのも、キッズスペースで子どもと一緒にくつろぐのも、ここではごく自然な風景です。お客様は、子どもと一緒に、あるいは預けて、自由に楽しんでリフレッシュできます。
4. 託児付きで心身をケアするサロン

「産後の体を整えたいけれど、子どもがいるとサロンに通えない」というママたちの現実の悩みを解決するために、託児サービスを利用できるサロンも併設されています。
整体やヨガ、ネイル、フラダンスなど、様々な施術やレッスンが開催。
ママは同じ建物内に子どもがいる安心感の中で、自分自身へのケアに集中できます。
自分の心と身体に向き合い、「私に戻る」ための時間と空間が、ここではしっかりと確保されています。
いつでも「ただいま」といえる『結家』へ・川越へ行ったら立ち寄ってみませんか
川越の歴史ある古民家は、大室さんの「すべての人がいつでも安心して『ただいま』と言える居場所にしたいという温かい決意と、地域の方々の協力によって、現代の子育て家族にとってかけがえのない存在となりました。
この場所には、「親であり、私でもある」というバランスを優しく受け入れる空気と、「赤ちゃんが泣いても大丈夫だよ」と語りかける温もりが満ちています。
結家の扉を開けると、そこには、地域と世代を超えて互いに助け合う、古き良き日本の温かい風景が待っています。
川越を訪れる旅路で、あるいは日々の疲れを感じた時、ぜひ一度この温かい「結びの家」の扉を開けて、心と身体を休めてみませんか。
【結家について】
所在地:埼玉県川越市石原町1-6-7
営業時間:10:30-14:00l.o 14:30close
定休日:日曜日、月曜日
アクセス:
川越駅、本川越駅よりバス約10分
・バス停「札の辻ふだのつじ」下車、徒歩5分 *5分に1本程度の運行
・バス停「石原町」下車、徒歩0分 *1時間に1本程度の運行
公式HP:https://www.musubiya.site/

